ニュースを見ながら、彼女は、エイプリルフール、と呟いた。それから、 「もう、四月なんだねえ」 とのほほんとした口調で言って、それからカフェオレを一口飲んでから、口を開く。 「ねえ少年。お誕生日会をしようか」 そう言われた時、俺は少し遅い昼食を食べていて、プチトマトのヘタを、なんとか箸で取ろうと苦心しているところだった。このひとの前で、手で取って口に運ぶということは、格好が悪いようなして、出来なかった。そんなことをしていたから、返事も遅くなる。 「それはその、嘘ですか」 「うそ?」 どうやら彼女にとって、エイプリルフールというものは内容よりも四月の始まりを告げる記号でしかないらしく、首をかしげられた。それから、うそじゃないよ、と生真面目に返される。お花見でもしようかね、とそれだけ言い残して、彼女はその場から立ち上がって、マグカップを洗いに向かう。俺はその隙に、忌々しいプチトマトを、手で掴んで一口で食べた。

数日後、約束したその日、彼女は本当に、俺を玄関で待っていた。面倒くさがられたり、すっぽかされたりするだろうかとやきもきしていたが、そんなことは無かった。俺はこのひとをなんだと思っているのだろう、と考えるけれど、死んで欲しいと言われた事実は消えないので、好きだと言う感情だけが残ってしまう。 彼女に、いつも着ている白衣のようなものはなくて、ただその真面目そうな顔には似つかわしくない、黒いシンプルな革ジャンを羽織っていた。この人は本当に黒が好きなんだな、と俺は思った。 「昼ご飯は、近くのお弁当屋さんで買おうか」 「やっぱり作らないんですね」 「だってめんどくさいんだもん」 へらへらしながらしながら、軽やかに言う彼女の手には、財布しか無かった。

事の顛末、と言うと少し違うかもしれないが。俺達の関係性に目に見えて分かりやすいことがあったかと言えば、当然ながらそんなものは無い。天国さんも今となっては平然と俺と話しているし、俺もまた然りだ。ただ来年の冬は少しだけ、お互いが挙動不審になるのかもしれない。雪なんかが降れば尚更。まあ、それは未来の話だ。今の話をしよう。

弁当屋のサンプルの位置はかなり低くて、俺なんかはすこし見るのが辛い。天国さんは後ろで手を組んで、じっくりと眺めている。 「何食べる?」 「野菜炒めですかね、この中だと」 「うちのおじいちゃんも野菜炒め弁当よく選んでたなー」 「俺、おじいちゃんですか」 「おじいちゃんではないけど渋いよね、色々と」 色々、の意味を俺が思考している間に彼女は注文を済ませていた。牛丼を頼んだらしい。 部屋の隅にある椅子に座って、弁当が出来上がるのを待つ。 「牛丼、食べられたんですね」 「お肉大好きだよ、わたし」 「いや、そうじゃなくて。あまり食欲が無いのかと思ってたんで。いつも素うどんばっかり食べてますよね」 「ああ。うーん、無い時は無いよ。何か食べるのが苦痛だなって時もあるけど、食べられる時は、食べるし。あと、素うどんを選んでるのは一番安いから」 「…………」 「そ、そんな哀れむような目で……! 別にそこまで貧困じゃないよ。金持ちでも無いけどさ」 「そうなんですか」 「うん。ただ、なんかあんまり自分にお金を使うと罪悪感が酷くて。頭の中で勝手に、使ったお金とわたしの価値を天秤にかけてしまうから」 俺はこういう時、どんな顔をすれば良いのか未だに分からない。俺の恋は彼女に傷をつけると理解していながらも、いざ彼女自身の傷を目の当たりにすると、言葉が出てこなくなる。 「だから人と出かける時ぐらいしかちゃんとしたご飯食べないんだ。理由がないと」 彼女は素知らぬ顔をして話題を流す。きっと、彼女は何年もこんなふうに、他者との隔絶を見過ごして来たのだろう。店員に呼ばれて、彼女が動いた。奢りだと言って、金を出す。さっきの話を聞いたばかりでありがとうございますと受け取れるほど、俺には余裕が無い。余程俺の反応が必死だったのか、彼女は苦笑してこんなことを言う。 「いいよ。さっきも言ったけど、大事なのは理由なんだから。わたしたちのお誕生日会なんて、これ以上の理由はないでしょう」

今日は暖かい。風も強くなくて、弁当を外で食べるには良い日だった。彼女の黒い服は日の光を吸ってしまうようで、熱い、と声を漏らす。終いにはジャケットを脱いでしまって、その下からはまた黒いワンピースが出てくるので俺は少し笑ってしまう。何、と半目で見られたのでなんでもないですと露骨な嘘を返した。マトリョーシカみたいですね、と言えば彼女が怒ることぐらいは俺でも分かる。例え分かるなんで言葉が嘘だとしても。

それから、分かる、と言えば。彼女の持つ感情が、まるで天気のように目まぐるしく変わるものだということが、俺の目でもようやく見えるようになってきた。目に見えるようになったというのは、彼女がまるでスポンジのように負荷を吸い込む瞬間に気づくようになったというで、だからといってまだ何が出来るということは無いのだが。 感情が一定の人間なんて基本的にはいない。良いことがあれば喜ぶし、嫌なことがあれば悲しくなる。俺だってそうだ。ただ、彼女のそれは、一般的なそれよりも激しい。喜ぶのが苦手で、悲しむことが得意。どれだけ楽しいことがあっても、くるくると巡る感情がそれを覆い隠してしまう。晴れのち曇りは、彼女の人生にもっとも多いものではないだろうか。天気に例えたのは、誰にも、本人にすらどうしようも出来ないからだ。空が曇り始めても、嵐が来ても、彼女にはどうにも出来ない。ただ、ぼんやりと雨に打たれて過ぎ去るのを待つだけだ。彼女にどうにも出来ないものを、俺がどうにか出来るはずがない。俺はこの事実を、あの冬からゆるやかに受け入れようとしている。ただそれは諦観では無く、妥協でも無い。俺に出来ることは限られていて、ならそれをするだけの話だ。例えば、そう。彼女がせめてこれ以上濡れないように傘を差す、だとか。

昼過ぎの公園は、子供連れが多い。二人して、ベンチに座る。桜が咲いていて、地面にはうすぼやけた桃色が散らばっていた。 「あ、そういや飲み物がないな」 「自販機ならさっきありましたよ。買ってきましょうか。俺もどうせ買うんで」 「わたしは良いかな……高いし……」 そうですか、とそれだけを返事して立ち上がる。彼女のことだ、後で飲みたがるだろうと思って二本のお茶を買えば、眉を顰められた。 いらないって言ったのに。まあそんなこと言わんでください。 桜もろくに見ないで、黙々と弁当を食べる俺達は中々に悪目立ちしそうだが、桜の影が少しばかり庇い立てしている。もくもくと前を向いてご飯を口に入れるそのスピードは、少しばかり早い。ん、と声を漏らしながら一口だけお茶を飲むころには、彼女はその半分を食べ終えていた。 「丼物ははやいんだよね」 そういうもんらしい。彼女がようやく箸を置いたところで、俺は口を開く。 「天国さん、俺の誕生日って知ってましたっけ」 「うん。明日でしょ」 躊躇うことなく提示された答えは、喜んでいいのか悪いのか判断に困る。 「君、どーせ当日は色んな人からお祝いされるじゃん。わたしも残るような物は渡したくなくて、まあそもそも大した物も渡せないし。だから今日で、プレゼントじゃなくて合同お誕生日会」 彼女はおたおめえ、と力の抜けた、なんとも適当な声で言ってのける。ありがとうございます、と俺が返せばうい、とまた適当な返事が返ってきた。俺は彼女が牛丼を掻き込み終わるのを待って、お誕生日おめでとうございます、とありふれたことを言った。 「はいはい、どーもありがとね」 空になったプラスチック容器をしまい込みながら、そっけない返事をされる。多分、俺のせいで余裕がないのだろう。傲慢な言い方ではあるが、彼女のそれは可愛らしいものでは無く、防衛機制に近い。これはどうも早く帰った方が良いらしいと俺が立ち上がると、服を掴んで制された────この人が、こういうことをするのは珍しい。俺は弱い力だったにも関わらず、またベンチに引き戻されてしまう。 「……話したいこと、が、あって」 「……分かりました」 彼女の顔色はひどく悪い。手を何度もさすり、呼吸も浅くなっているようで、言葉は途切れ途切れだった。目を瞑って、深呼吸をする様を、俺は黙って見つめている。 「天国さん、無理に今日じゃなくても」 「……ううん。今日言うって、決めたの。わたし、逃げちゃうから。だから、今日、言わなきゃ……ちょっと待って、最初……最初が、もだもだしちゃうから」 俺は何も言わず、天国さんの口が再び開くのを待った。子供達が、遠くで遊んでいる声が聞こえる。こんなに良い日和でも、彼女の心は曇っていて、それは俺のせいで。それならもう、後悔なんて、あるはずが無かった。 「言いたい、ことがあるの」 ひゅう、と息を吸い込む音がした。 「わたしは君のことが好きだよ。昔よりも、普通に」 普通。俺達の好きは交わらない。平行線。 「でもわたしはそれが理解できない。恋である必要性。愛も、運命も得ているわたしが、今更そんなものを得なければいけない必要性」 彼女は、先程のたどたどしさが嘘のように、それこそまるで舞台の台詞のように、淡々と言葉を紡いでゆく。 「わたしはね、理解できないものを見ると踏み潰してしまいたくなる。消してしまいたくなる。目を逸らしてしまいたくなる。だって理解できないものは怖いから。不安になるから。わたしのこころは変だから、不安になると、逃げたくなって、死にたくなるから」 「ねえ、そもそも君のそれは本当に恋なのかな?」 そうです、と言いかけて閉口する。これはきっと、彼女からの問いかけだ。俺と、彼女が平行線であることを証明するための、問答だ。それならば、そうです、は答えにならない。彼女にとってはそうではないと、そう返されて終わりだ。ならば自分が返す答えは、 「……俺は、そう定義しました。人と人の感情に互換性を求めるのは難しいからです────俺にとっての恋が、天国さんにとっての苦痛であるように。俺がそうであればいいと思ったから、これは恋になりました」 「じゃあ君は、恋を選択したんだ。自分の感情を、多数の選択肢から選んでラベリングした。それはどうして?……ええと、言葉足らずだったね。愛でもなく、運命でもなく、恋であればいいと思ったのは、どうして?」 「愛では都合が良すぎました。愛はほら、なんでも隠せますから。そこにあるのが、真実だろうが、暴力だろうが、怨嗟だろうが」 天国さんが、痛みを堪える顔をしたが、俺は見なかったことにした。俺がしているのは、傷をつけるとは、こういうことだ。俺は、俺達は、傷をつけ合わずにはいられない。 「運命はまあ、おいおい」 「ああ、後で来るかもしれないもんね」 ……彼女が感情を読み逃すのは珍しい。理解できないという言葉に嘘はないらしかった。 「後からでもそう呼べるので」 「…………あー」 目を露骨に逸らした彼女は、唸って、うん、と了承の意を示す。顔色は相変わらず悪い。頬を染めるなんて事象は、彼女にはなさそうだった。 「天国さん、答えたんですから、俺からの質問にも答えてください」 「気が向いたらね」 卑怯過ぎるが、いつものことなので、それはともかく。 「天国さんの言う愛は、恋の上位互換なんですか? それなら、どうしてそう思うんですか?」 「……愛は、一方的でも、成立するから。だから折れない。振り向かれなくても、報いがなくても、勝手に救われてしまえば、折れないものだから。でも、多分、恋は違うでしょう。二人必要だから」 二人必要だから、下。二人なら出来る、ではなく二人必要だから。天国さんらしい、ほの暗い考えだと思った。この人は多分、ずっと一人で生きていくつもりなのだ。そんなこと、望んだこともないのに。二人でいる重みにも耐えられないから、どちらも嫌で、まだマシな方を選ぶ。孤独を選んでしまうのは、自分が傷つきたくないという保身と同時に、誰も傷つけたくないという恐れにも見えた。それはなんて、寂しいことだろうかと、俺は思う。こんなことを言えば怒られるので、言わないが。それぐらいのことがようやく分かるようになってきた。 「恋は折れませんよ」 「そういうひとも、いるかもしれない。でもきっとそれは、恋を折らないでいることは、痛くて、辛いと、わたしは思うから」 ここに来て、初めて彼女と目が合う。 「……君、ずっと、そんな顔してる」 「──────」 省みられているとは、思わなかった。俺は無意識的に、そんな顔をしていたのだろうか。それとも彼女の過敏さが、捉えなくてもいいなにかを捉えてしまったのだろうか。それは分からないが、ただ、彼女が痛みを覚えていることに、俺は酷く安堵した。もっと傷が付けばいいとさえ思った。 「恋は続くよどこまでも、じゃあないけど。そこまでする価値が本当にあるか考えてご覧」 「恋は寄生だと、そう言ったのは天国さんでしょう」 寄生。バグ。脳を侵されている。どうすることも出来ない致命傷。彼女はその言葉を聞いて、わらった。 「……君、冬虫夏草って、知ってる?」 彼女は、ゆるやかに話を切り替えたかのように見えた。口には薄ら笑みを浮かべている。この人が、こうも自然に笑う姿を俺は初めて見たし、同時に気持ちが悪いと思った。 「まあ、簡単に言うと菌類なんだけど。虫に寄生して、どうなると思う?」 「菌なら、きっと、殺すでしょうね」 「そう。彼らはその寄生した虫を殺すんだよ。その死体を苗床にして、体を破って、外に出るんだ。死体を踏み台にして、自分の体を伸ばす。それこそ何センチも」 彼女はグロテスクとも思える内容に反して、まるで朗読をするかのように、淡々と語った。静かに、丁寧に、まるで一言一句を、脳に埋めていくように。 「──────あれほど醜悪な生き物はないと、わたしは思ったんだ。桜の木の下には死体が埋まっているとは言うけれど、あれの美しいところは見えないことだ。隠されていることなんだよ。冬虫夏草に寄生された虫の有様といったら。わたし、初めて見た時に笑ったもん。だって下手くそな合成をされているみたいだったから。虫の死骸から、その体に収まらない何かが根を張って生えている様子は、面白いぐらいに気持ち悪かった。醜悪で、醜態で、見るに堪えない」 彼女はそう一息に言った後、苦笑する。 「気持ちが悪いよ。君のそれは、まるで冬虫夏草みたいで。わたしは、あの哀れな虫になりたくない。だから、もうやめてくれないかな」 恋は続くよどこまでも。軽やかな彼女の言葉が脳に反響している。俺のことであり、彼女のことだ。 「…………すみません」 どこまでも続くなら、もう戻ることは出来ない。振り返っても何も無い。俺は決めたのはそういうことだ。雪が降ったあの日に、俺はそう決めたのだ。どれだけ醜悪であろうが、醜態であろうが、見るに堪えなかろうが、彼女に傷をつけようが、そうすると決めている。  そしてこの、真綿で首が絞まるような感覚は、一生消えないのだろうと思った。 「俺は、この感情を天国さんに理解してもらおうとは思いません。分かるなんて言葉は嘘だと、浅桐が言っていました。分からないことを、無理に分かろうとする必要は無いですから、」 だから、と言葉を続けようとして、あることに気づく。 分かるなんて言葉は嘘だ。 浅桐がそれを言うなら、彼女だって理解しているはずだ。それなら、理解できないのが当然だろう。理解できないから、理解する必要は無い。気持ちが悪いと、蔑むそれを、マジマジと眺める必要は無い。 理解しないのではない。理解ができないと彼女は言った───────理解ができないという結論の前には、「理解しようとした」という事実がある。 (……馬鹿じゃないのか、この人は) 理解した瞬間に、頭が沸騰して、血が巡る感覚があった。怒りでもないそれを、俺はどうすることも出来ず、ただ呆然と彼女の顔を見ている。彼女は目を合わせないで、ただ、困ったような顔でこちらを見ているから、この人は本当に筋金入りの馬鹿だと思った。 醜悪なら、醜態なら、見るに堪えないなら、目を逸らしてしまえば良かった。その奇形さに気がつくのは、彼女が目を逸らさなかったからだ。どれだけ心が歪められようが、彼女は目を逸らさなかった。それどころか、手を伸ばそうとさえしている。理解が出来ないものを、理解しようとして、捨て置けずに、自らに傷が付くと分かっていながら。 熱い。熱い。熱い。脳が沸騰して、冷静な考えが出来なくなる。暖房がかかるには季節外れだ。あたたかいものが怖いのだと言っていた彼女の気持ちが、嫌という程分かった。   感情を持て余すということが、これほど恐ろしいとは思わなかった。やはり、俺の脳はどうしようもなく寄生されている。 「すみません。嘘です」 「……なにが?」 「俺は分かって欲しいです。痛みも熱も、俺にまつわる全てを天国さんに分かって欲しいです。それが必要性です。あんたに理由が無いのなら、俺が理由になります」 「……わたしの痛みは?」 「それも分かりたいです。ちゃんと分かってから、俺はそれを無視します。すみません」 「すみません、て…………」 彼女はぽかんと口を開けて、呆れ返っている。今の俺は物凄く頭の悪い事を言っているから、仕方がない。仕方がないから、俺は何だって言える。 「地獄は続くよどこまでも、でしたっけ。どこまでも続くなら、時間はありますよね。なら俺は、絶対に天国さんに分からせます。俺の恋も、痛みも、醜悪さも、絶対に分からせてみせます。だから天国さんも、俺に絶対分からせてください。傷の話を、ずっと、俺にしてください」 「さ、最悪……き、君さあ、なんか、おかしくない? 前はもうちょっと頭良さそうだったというか、なんか最近発言がバグってるというか……」 「まあ寄生されてるので……」 「ほ、ほら! そういうとこが最近おかしいんだって!」 ぐぎぎ、とまるで油の切れた歯車のような呻き声を上げる彼女の目はうっすらと潤んでいるので、俺は好きだな、と思った。

帰り道、彼女が、ぼんやりとこんなこと言った。 「手が冷たい人って、心が暖かい人だってよく言うでしょう」 「ええ、よく聞きますね」 「それなら、手が暖かい人は心が冷たいのかなって……昔から、そういうことばかり考えちゃうんだ」 花弁の死骸を踏みしめながら、そう彼女は語った。 「天国にも地獄にも行けない人は、どうしたらいいんだろう。何者にもなれない人は、どうしたらいいんだろう。最悪にも最高にもなれない人は、どうしたらいいんだろう」

「何処にも行けない人は──何処に行けばいいんだろう」 「……行けるところまで、行ったらいいんですよ。駄目だったら、またその時考えればいいんです」 「そう、かな」 「俺はそのつもりですけど」 「うん……うん?」